オンラインMMO『マビノギ』をモチーフとしたオリジナル小説【メインストリーム-Generation 0-】を中心に扱っております

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マビノギ-Generation 0- 第二章23 第四十二話



          23


 迫る氷結弾。
 次々と飛来する氷弾を細かくステップしてかわしながらアリアは森を駆けていた。

 わき腹が痛む。
 右腕が痺れる。
 拳打をうけた右頬はなんだか熱い。

 だがそれでも。
 アリアは走り続ける。
 どれだけ身体が悲鳴をあげようと、走り続ける。

 負けていたはずだから。
 本来ならゼオードとの戦いにおいて再起不能状態にまで追い込まれていたはずだから。

 たとえ演習のうえで失格とならなくとも戦う力が残っていなければそれは結局同じことだ。
 それを助けてくれたゴウとタロン。それぞれの思惑はあれど、アリアはこれを感謝して有り余る思いだった。

 義を見てせざるは勇なき也。

 腕輪のハンデなどものともせず、アリアは駆け続けた。
 さらに横手から肉薄する氷結弾を緩急つけてかわし――。

「――いまですわっ。おやりなさい!」

 動きの緩んだその瞬間、響いた声とは逆方向から切迫した火焔弾を肩にうけてアリアは吹っ飛んだ。


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